千石会の発足に当って 会長 高畑三雄

幼いときは親の親を、なつかしみをもって知りたいという気持ちがあります。すこし大きくなるにつれて、またその親を、また従兄弟の存在を知りたいというようになります。なつかしいというような気持ちよりは、只知りたいという、むしろ興味のような心持ちでしょうか。 青年期にはどうということもなく過し、壮年期老年期に入るにしたがって祖先を、伯叔父母を、イトコ、ハトコはと、それもなつかしみの心をもって知りたいと思うようになります。けれども、それに手を付けて調べるということは、なかなかオックウであり、面倒であり、むずかしいことです。...